トークショーレポート 3/31(金) 関本保孝さん

  • 2017.04.01 Saturday
  • 15:36

今年度最後の日となる本日3/31(金)、36年間夜間中学で教鞭をとられてきた関本保孝さん(基礎教育保障学会事務局長)をゲストに迎え、10:30の上映終了後、太田直子監督とともにトークショーをおこないました。

 

映画を観るのは今日で三回目だという関本さんですが、「今日がいちばんグッときた」とのこと。「いちばんグッときたのは、(主要な登場人物である)5人の生きざま。言葉が多くない分、胸に迫りました」と最初に感想を述べてくださいました。

 

義務教育確保法成立(昨年12月成立)のため尽力した立役者である関本さんは、「年齢や国籍にかかわらず、未修了者は義務教育を受ける権利がある。しかし現時点では、通信制中学に入ることができるのは国民学校初等科または尋常小学校を修了した人だけ」と、制度にまだ不十分な点があることを指摘し、今後「年齢制限が撤廃されること、そして通信制中学が、夜間中学を補完するものとして、全国に作られること」の重要さを語りました。(義務教育確保法については、劇場販売パンフレットに関本さんが詳しく書いてくださっています!)

 

太田監督も、「介護やご自身の体調などにより、夜間中学に通うことが難しい人を救うためにも、通信制中学が大事」と続け、東京だけではなく地方にも「学び」から取り残された人たちがまだまだ多く存在している可能性に触れました。

 

映画の中で、生徒の一人である宮城正吉さんが語った「どうにもならなかった」という言葉について、「どうにもならなかった、という言葉の裏に重さがある。人間らしく生きるうえで、教育はすべての人権の中でも中心になるもの」と関本さんが語ると、太田監督も「もっと早く学校にたどり着いていたら、彼らには別の人生の可能性があった」と無念さをにじませ、通信制中学や夜間中学などの学びの場が、全国津々浦々に広がることへの期待を語り合いました。

 

20分間があっという間に感じられるほど濃い内容になったトークショー。お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました!

 

映画『まなぶ』は新宿K's cinemaにて4/14(金)まで連日10:30より上映中です!
http://www.film-manabu.com/

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